ニュースリリース
青森市による道路照明灯及び公園照明灯LED化に対する取り組み-ESCO事業を活用したLED化を実施-
平成31年1月7日
青森銀行が資金供給した、青森市の道路照明灯及び公園照明灯LED化に係わるESCO事業が、2019年1月1日よりサービスを開始しましたので、お知らせいたします。
当行は、青森市よりESCO事業を請負う、協同組合青森市防犯灯修繕連絡協議会(代表理事 渋谷 博)に対し、2018年9月20日、設備資金を供給しました。同組合ではESCO設備整備のための工事を進めておりましたが、今般施工が完了したことから、サービスを開始することとなったものです。
本事業は、青森市が管理する道路照明灯及び公園照明灯5,198灯について、ESCO事業者である同組合がESCO事業業務委託契約に基づき、LED式照明灯へ更新し、10年間にわたる契約期間中において、維持管理・光熱費削減の保証を含める包括的サービスを青森市に対し提供するものです。
また、同組合によるESCO事業の受託は、青森市が2014年度に実施した「青森市防犯灯LED化ESCO事業」に続き、2件目となります。
近年、低炭素社会の構築に向け全国の市町村で街路灯や防犯灯のLED化事業に取り組んでいますが、県内では弘前市、青森市、むつ市、八戸市がESCO事業を活用しています。当行による同様のスキームに対する融資は、本件が5事例目となります。
当行は、今後も積極的な資金供給を通じ、省エネ推進をサポートすることで、地域一体となった低炭素社会の実現や地域経済の持続的発展に貢献してまいります。
記
【ESCO事業概要】
1.ESCOとは
>Energy Service Companyの略。
>「省エネルギー」を民間の企業活動として行い、顧客にエネルギーサービスを包括的に提供するビジネス。
>ESCO事業者は工場やビルの省エネルギーに関する省エネ診断、方策導入のための設計・施工、導入設備の保守・運転管理、事業資金の調達など包括的なサービスを顧客に提供することで、それまでの環境を損なうことなく省エネルギーを実現し、その結果得られる省エネルギー効果を保証する。
>省エネルギー改修にかかる費用は光水熱費の削減分で賄い、ESCO事業者の利益は、顧客の省エネルギーメリットの一部から報酬として享受する。
2.本件スキーム
【事業者概要】
組合名 |
協同組合青森市防犯灯修繕連絡協議会 |
代表者 |
渋谷 博 |
本社所在地 |
青森県青森市本町1丁目2番6号 |
設立 |
2014年1月27日 |
事業内容 |
>同組合は青森市内の電気工事業者21社により事業を運営。 >青森市から委託されるESCO事業及びその他電気工事受注業務を実施。 |
本事業委託料 |
456,000,000円(ESCOサービス期間の総額) |
本事業委託期間 |
①LED化工事期間 2018年6月30日~2018年12月31日 ②ESCOサービス期間 2019年1月1日~2028年12月31日 |
以上