「地銀共同センター・MEJAR システム・ワーキンググループ」の発足について~システム領域の連携を強化し運用効率化を図ります~
青森銀行は、地銀共同センター※1参加行12行とともに、MEJAR※2参加行5行との「地銀共同センター・MEJAR システム・ワーキンググループ(以下、CMS-WG)」を立ち上げましたのでお知らせいたします。
当行を含む地方銀行13行からなる地銀共同センター、横浜銀行をはじめ地方銀行5行からなるMEJARは共にNTTデータの勘定系パッケージ(BeSTAパッケージ※3)を採用しております。CMS-WGは、システム関連で親和性のある両グループがそれぞれの強みを生かし、参加行共通の課題に対するシステム運用の効率化を検討する場として立ち上げるものです。これにより、参加行は経営資源の効率化を図ることができ、お客さまへのより質の高いサービスの提供につなげてまいります。
なお、地銀共同センターおよびMEJARの構築を担った株式会社NTTデータもCMS-WGに参加します。
当行では、今後も、連携の枠組みを活用し、お客さまへの付加価値の高いサービスの提供に取り組んでまいります。
記
<CMS-WG概要>
名称 |
地銀共同センター・MEJAR システム・ワーキンググループ |
検討テーマ |
(1)勘定系システムの効率的運用 (2)営業店窓口機器などの効率的な開発/調達 (3)オンラインデータ連携基盤※4のアプリケーション相互利用 (4)IT/デジタル人財の育成策 (5)サイバーセキュリティの共助 ※検討テーマは随時追加 |
メンバー |
地銀共同センター 全13行、MEJAR 全5行、NTTデータ |
<参加行>
※1 地銀共同センター…NTTデータが構築・運営する、地方銀行・第二地方銀行向け基幹系共同センター。
参加行は以下の通り(利用開始および銀行コード順)
京都銀行、千葉興業銀行、岩手銀行、池田泉州銀行、愛知銀行、福井銀行、青森銀行、秋田銀行、四国銀行、鳥取銀行、西日本シティ銀行、大分銀行、山陰合同銀行
※2 MEJAR…NTTデータが構築・銀行が主体で運営する、地方銀行・第二地方銀行向け基幹系共同センター。
参加行は以下の通り(利用開始および銀行コード順)
横浜銀行、北海道銀行、北陸銀行、七十七銀行、東日本銀行
※3 BeSTAパッケージ…ベンダーを特定しないNTTデータの標準バンキング・アプリケーション。
※4 オンラインデータ連携基盤…勘定系システムなどの銀行システムと外部サービスをAPI接続により容易に接続できる基盤で、これによりインターネットやスマートフォンアプリなどの非対面チャネルにおけるスピーディーな銀行サービスの提供が可能。また、勘定系システムでの開発を極小化することができ、コスト削減や生産性向上に寄与。
<ご参考>2021年度に開始した地銀共同センターの共同化範囲拡大に向けた取り組み
開始時期 |
取組内容 |
4月 |
・次世代型店頭体制の共同検討 営業店における従来型の事務フローを見直し、最適な機器構成や人員配置を検討。 |
5月 |
・デジタルナレッジサイトを活用した人材育成 NTTデータが保有するデジタル関連の動画や資料を通じ、地銀共同センター参加行の全行員(25,000人)がデジタルスキルの底上げを図る。 |
8月 |
・帳票事務システムの共同化 お客さま宛て郵便物の出力・発送業務の集中化と書類のデジタル化により参加行のペーパーレス化を実現。 |
10月 |
・ナレッジインタラクションワークショップ立ち上げ 事例共有会(2020年9月から実施)を発展させた新たなワークショップを立ち上げ、システム領域に留まらない各行共通課題の解決を目指す。 |
・「SEHub」を利用した非対面サービス(チャネル)の拡充 NTTデータの提供する「Service Engagement Hub(SEHub)」を導入し、事務の効率化・自動化と新サービス開発を行う。 |
以上