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《お客さま》りんご茶を製造販売する「株式会社マキュレ」さまをご紹介! ~県産物・規格外品に"付加価値"を~

2021年1月14日

 本日は、食品製造販売やwebコンテンツ制作事業などを手掛ける株式会社マキュレさま(本社:青森市)についてご紹介します!
 今回は、主力商品である県産りんごだけで作った"りんご茶"が誕生するまでや事業に込められた想いなどについて、高橋社長にお話を伺いました。

-"りんご茶"とは?-

 青森県産の"りんごのみ"を乾燥させて焙煎した、りんごの"おいしさ"そのままを詰め込んだ無添加のお茶。青森市にあるHACCP認証を取得した自社工場で、一つひとつ想いを込めて製造しています。

-きっかけは、りんごを「おいしいまま日持ちさせたい」-

 いつもたくさんもらうけど、生で食べるか煮て食べるかではいつも余ってしまう青森の美味しいりんご。
 そんなりんごを「おいしいまま日持ちさせたい」と、社長のお父さまはりんごを干して乾燥させてみたそうです。試行錯誤を繰り返しながら、乾燥させたりんごを焙煎し、さらにお湯を注いでみると...「これはおいしい!」

 2008年3月に京都で会社を立ち上げた高橋社長は、お父さまの遺志を引き継ぎ"りんご茶"の商品化を決意。
 同年5月に青森支店を立ち上げると、IT事業と並行しながら日々りんご茶の研究を重ね、7月にネットでの販売を開始しました。
 「この頃は、手でりんごをちぎり、園芸セットのようなもので乾燥させてフライパンで焙煎。それを布で包んでから糸をくっつけてティーパックにしていました。今じゃ考えられませんよね(笑)」と話されていました。
 はじめは思うように売れなかったりんご茶ですが、さらに試行錯誤を続け、「青森県ふるさと食品コンクール」では会長賞受賞を受賞。
 その後、ショップ販売も開始し、現在は「マキュレハウスオンライン」や県内のお土産ショップなどで販売しているほか、今年1月5日より全国のローソン「マチカフェ」での販売が開始されました!

-県産物・規格外品に"付加価値"を付けて提供-

 りんご茶に込められた想いについて伺うと、「長年、一番大事にしているのは、仕上がりのものがおいしいかどうかとかではなくて、これをやる"価値"があるかどうか。このりんご茶は、規格外品の農産物に付加価値を付けたモノ。今までだったら捨てられていたはずのものや規格外品を買い取ることで農家さんに還元できる。そして、そこに付加価値を付けて消費者に届けることが、このりんご茶の"軸"なんです。すべての仕事に通じることだと思っています。」
 りんごといえば生で食べる、ジャムにするなどが一般的だったなか、りんごを乾燥させた時は周囲に驚かれたそうです。
 「自分が食品業界の人じゃなかったからこそ、今までの常識にとらわれることなくできたんだと思う。そうでなきゃ、だれもりんごでお茶なんか作りませんよね(笑)」

 また、同社では新事業として昨年12月、この想いをコンセプトにした「想い出のコッペパン」を新青森駅構内にオープンしました!
 旬の農産物の、主に規格外品をリンゴカスタードやジャムなどにアレンジし、懐かしのコッペパンにサンドしたバラエティ豊かなメニューを提供しています。

 このほか、同社が手掛けるwebコンテンツ制作事業では、ICTを駆使して手掛けた数々の画像などを県外・海外へ発信しています。
 昨年11月からは、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い東京オフィスの従業員を完全にテレワーク化。NTT東日本の「ICTが人と社会をつなぐ」をコンセプトにしたCM『ICTる?』への出演オファーがあり、本日より放映が開始されました。(青森の企業が出演するのは初めてだそうです!)

 以上、株式会社マキュレさまのご紹介でした。
 青森銀行では引き続き、地域の魅力ある企業をご紹介していきます!