お知らせ

株式会社マルサ佐藤製作所様に対するシンジケートローン組成について ~地域金融機関との連携によるコミットメントラインの導入~

ニュースリリース
2021年6月29日

 青森銀行は、株式会社マルサ佐藤製作所様(代表取締役社長 佐藤 洵一)と、総額5億円のシンジケートローン契約を締結しましたので下記のとおりお知らせいたします。

 創業105年を迎える同社は、ステンレス加工建具メーカーとして全国から注目を集める建設プロジェクトに数多く携わり、その商品開発力や企画力、職人の技術力について高い評価を受けております。

 本件は、今後の事業戦略資金として活用するタームローン(証書貸付)と原材料等の仕入資金や不測の事態に備えたバックアップを目的とするコミットメントライン(特定融資枠)を、当行が主幹事となり東奥信用金庫(理事長 佐藤 彰三)と協調し、資金支援するものです。

 なお、当行が組成したシンジケートローンの中で、東奥信用金庫がシンジケート団として参画するのは本件が初の事例となります。

 当行は、今後も多様化・高度化するお客さまのニーズに対し、伴走型コンサルティングサービスを提供し、地元企業や地域経済の発展に貢献してまいります。

◆企業概要

事業者

株式会社マルサ佐藤製作所

創業/設立

1916年1月/19814

代表者

代表取締役社長 佐藤 洵一

業務内容

金属製品製造業

本社所在地

青森県黒石市松原82番地2

会社特色

全国に販路を有する老舗金属製品製造業者として、青森・秋田・東京・埼玉・金沢・福井に事業所を設置し、同社の強みであるステンレス加工建具の受注生産を中心に事業を展開しております。

  • 首都圏に約180社の取引先を有し、これまでに培ったステンレス加工の技術力を活かしながら、様々なオーダーに合わせた付加価値の高い商品を製造しています。
  • 2003年からは「5S活動」を開始し、清潔な職場環境の維持に取り組んでいるほか、従業員の仕事に対するモチベーション向上、業務効率アップ、コスト削減等、日々の作業改善にも取り組んでいます。
  • また、同社では女性でも働きやすい職場づくりや地元の雇用促進にも取り組んでいます。工場内には多くの女性従業員も勤務しており、男女関係なく、やりがいを持って、様々な業務に挑戦することができます。
  • 近年では、原材料仕入で生じる廃材(木製パレット等)を再利用し、工場内に暖房設備を設置する等、資源の有効活用にも取り組んでいます。

<同社受注実績>

東京都庁、JR新青森駅、北陸新幹線金沢駅、東京豊洲市場、その他多数

<同社が取り組むSDGs

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◆シンジケートローン契約の概要

貸出A

貸出B

組成形態

コミットメントライン1

タームローン2

組成金額

3億5,000万円

1億5,000万円

契約締結日

2021年624

契約期間

コミット開始日:2021720

コミット満了日:2022719

実行日:2021629

満期日:2031625

資金使途

事業資金

アレンジャー

株式会社青森銀行

エージェント

株式会社青森銀行

参加金融機関

株式会社青森銀行、東奥信用金庫

1  コミットメントラインとは

  • お客さまに一定期間にわたって貸出極度を設定し、極度額の範囲であれば何度でも資金の借入・返済ができる融資形態をいいます。

2  タームローンとは

  • お客さまに対して、あらかじめ確定した貸付金額及び回数(1回または一定の期限内に複数回)の貸付実行を行い、あらかじめ決められた期日に弁済を行う融資形態をいいます。

以上