《お客さま》青森市浪岡にあるベーグルのお店「Pommiel」さまをご紹介!~地元で創業、家族の移住で地域活性化へ~
本日は、青森市浪岡、JR大釈迦駅近くにお店を構えるPommiel(ポムミエル)さまをご紹介します!今回は、地元で創業することや地元への想いなどについて店主の清水亜希子さんにお話を伺いました。
-創業のきっかけは"実家の農園"と"カスタード"?-
お店では、青森県産の食材をはじめ、各地の特産物を使ったベーグルやコッペパンなどを販売しています。
浪岡のりんご農家に生まれた亜希子さんは、東京のフランス料理店やパン屋などで働き経験を積んだ後、地元へUターン。2012年、はじめに浪岡の中心街でシュークリームとコーヒーのお店を開店しました。
「創業のきっかけは『とにかく実家の農園で作るりんごを食べてもらいたい』と思ったから。どうすれば食べてもらえるのだろう?と考えました。それと、東京で働いていた時『あなたの作るカスタードはお料理に使いやすい』と褒められたんです。これらのことがきっかけで、実家のりんごを使ったシュークリームなどの販売を始めました。」
その後「シュークリームだけでなく、毎日手軽に食べてもらえるものを作りたい」という想いから、東京で出会って感銘を受けたベーグルの提供も始め、看板メニューとなりました。
-地域の方々の後押しで現店舗にて営業再開!-
町の中心街に位置していたこともあり、地元の人や仕事の休憩時間に訪れる人の集いの場として賑わっていたお店でしたが、惜しまれつつ閉店。
ところが2016年、現在の店舗で営業再開することに。その経緯について伺うと、
「地域の方々が『もう一度お店をやってほしい』と言ってくださったんです。地域の皆さんの声を直接伝えてくださったのが、あおぎんさんでした。当時、物件まで探してくださったんですよ!」
地域の方々の後押しで再度営業することを決意した亜希子さん。夫の輝之さんとともに現在の店舗で営業再開しました。
夫の輝之さんは埼玉県出身で、地域おこし協力隊として浪岡で活動していました。豊かな食材と人の温かさに魅力を感じ浪岡に移住。
さらに、お店の隣にある「自家焙煎珈琲 創カフェ」は、輝之さんの父・孝之さんが経営しています。なんと親子で埼玉から浪岡に移住!
孝之さんはコーヒーが好きで、教員を定年退職後、川越の自宅で豆を焙煎して販売していました。息子夫婦の影響で浪岡を訪れるようになり、身近に自然のある環境とのんびりとした雰囲気に惹かれたこと、また自身で店を構える夢を叶えたいと、移住しカフェの創業を決意。今年8月に開業しました。
両店とも「魅力あるこの地域を楽しみながら、盛り上げていきたい!」という想いで営業しているそうです。
-変わらない想い「地元の人たちの思い出の一部になりたい」-
地元で創業することについて伺うと、
「とにかく浪岡が好きで盛り上げたいという気持ちがあるので、お店をやるなら地元一択でした。応援してくれる家族や顔なじみのお客さまがそばにいてくれるのは心強い。これは地元で創業する強みだと思います。」
前店舗は学生時代の通学路、現店舗の近くには自身が通っていた保育園が。
「地元のあちこちに良い思い出がたくさんある。このお店も、いつか地元の人の思い出の一部になればいいなと思っています。」
また、お店では青森県産の食材をはじめ、各地の特産品を使った商品を作っています。選ぶ食材はなるべく良いものを、そして地域や特産品の名前を出してお客さまに広めたい、と普段から工夫しているそう。
「おいしい食材を通して地域の魅力を知るきっかけになれば」という想いが込められています。
-夢は大きく、浪岡から海外進出!-
今後の夢や展望について伺うと、
「海外進出です!」と笑顔の亜希子さん。
「一番興味があるのはカナダ。海外旅行が好きでいろいろな国へ行きましたが、カナダはまだいったことがないんです。でも、お店で使っている小麦粉がカナダ産だったり、夫が寒いところが好きだったり...(笑)もちろん、まずは県内での新店舗出店も夢ですが、今一番行ってみたい地で自分の作るベーグルがどのくらい通用するのか、試したい気持ちがあります。」
現在は店舗での営業のほか、県内イベントへの出店や他店での販売など、多くのお客さまに商品を届けるために販路を広げています。
浪岡での生活を楽しみながら、家族で地域を盛り上げるために活動中。お客さまとの交流を大切に、お店を通して地域の魅力を発信し続けています。
以上、Pommielさまのご紹介でした。
青森銀行では引き続き、地域の魅力ある企業をご紹介していきます!