ニュースリリース
青森市によるESCO事業を活用した
防犯灯LED化事業に対する取り組みについて
平成27年1月28日
青森銀行は、青森市の防犯灯LED化事業において、ESCO事業を実施する協同組合青森市防犯灯修繕連絡協議会(青森県青森市/理事長 渋谷 博)に対し、資金供給を実施いたしましたので、お知らせいたします。
青森市は、平成21年2月に策定した「青森市地域新エネルギー省エネルギービジョン」において、「道路・歩道への省エネ照明導入促進」を重点プロジェクトとして位置付けており、今般プロジェクトの事業化にあたり、民間事業者の優れたノウハウを活かした施工、維持管理、資金調達等が期待できるESCO事業を採用し、事業実施に至ったものです。
本事業は、青森市が管理する蛍光灯式防犯灯約28,600灯について、ESCO事業者である当組合が、ESCO契約に基づき、10ワット以下のLED式防犯灯への取替え工事、維持管理業務および省エネルギー量の検証業務等を行い、10年間にわたる契約期間中において、その省エネルギー効果を青森市に対し保証するものです。
ESCO事業を活用した防犯灯LED化事業については、近年全国各地の自治体で数多く取り組まれておりますが、県内では昨年度の弘前市に次ぐ取り組みとなり、当行においては、同様のスキームに対する融資として、本件が2事例目となります。
当行では、今後も地域金融機関として、積極的な資金供給を通じ、地域の省エネ推進をサポートすることで、地域経済の発展に貢献してまいります。
【ESCO(エスコ)事業とは】
ESCO:Energy Service Companyの略。
「省エネルギー」を民間の企業活動として行い、顧客にエネルギーサービスを包括的に提供するビジネス。
ESCO事業者は工場やビルの省エネルギーに関する省エネ診断、方策導入のための設計・施工、導入設備の保守・運転管理、事業資金の調達など包括的なサービスを顧客に提供し、それまでの環境を損なうことなく省エネルギーを実現し、その結果得られる省エネルギー効果を保証する。
省エネルギー改修にかかる費用は光水熱費の削減分で賄い、ESCO事業者の利益は、顧客の省エネルギーメリットの一部から報酬として享受する。
【本件スキーム】
【事業者概要】
企業名 |
協同組合青森市防犯灯修繕連絡協議会 |
代表者 |
渋谷 博 |
所在地 |
青森市本町1丁目2番6号 |
事業内容 |
・当組合は、青森市内の電気工事業者23社により平成26年1月に設立。 ・青森市とのESCO契約に基づき、平成27年1月より市内全域の防犯灯の維持管理、光熱費削減額の保証を含めた包括的なサービスを提供してまいります。 |
以上